【本】宮部みゆき『ソロモンの偽証 第I部 事件』 読み始めてエンジンがかかるまで二週間かかった。 この手の本はエンジンがかかると一時間で二〇〇ページ近く読み進められるのに。 ものすごくゆっくりと物語時間が進む。 このまま宮部みゆき氏が定向進化していったら『カラマーゾフの兄弟』なんか目じゃないボリュームなものを完成させそうな気がする。 (『カラマーゾフの兄弟』自体もよく考えるとこの小説と同じくらいドメスチックな事件を扱っているし) 七〇〇ページ以上かけて物語のさわりにしか到達していない、というあたりも似ている。