月別アーカイブ: 2016年12月

【日記】2016年12月01日(木) 体重61.4kg

五時起床。
朝から漫画のペン入れ
予定より進行が遅れているので、今日行くはずだった映画の試写会を断念、部屋にこもりずっとペン入れ。
夕方に自転車で外出、一八時よりユナイテッド・シネマとしまえんで映画鑑賞。
『この世界の片隅に』
この映画は試写会ついでに行くつもりだったが、試写会に行かなかったことで今日のメインイベントに繰り上げられた。
二〇時過ぎ映画館を出て業務スーパーで買い物してから二一時過ぎ帰宅。
二三時半就寝。

【本】小畑健『DEATH NOTE』12巻

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改めて読み返すと四巻以降はグダグダ……戦略論をいろいろ読んでいると自分が相手に対して行った戦略のカウンターの次の次以降を予測することは現生人類の知性では不可能、よってこの漫画のなかでも一手相手が出すたびその一手に対する次の一手を出すことに終始している。それが続いた後自分が有利な展開になったら「計画通り」と月(ライト)はにんまり。どこがやねん!と思う。もっと長いスパンで物語を作ることができれば戦略の精度ももっと高まるだろうが、週刊誌では後出しジャンケンにするしか主人公を賢く見せることができない。

【本】桜坂洋、竹内良輔、安倍吉俊、小畑健『All You Need Is Kill』2巻

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『All You Need Is Kill』僕の中の面白かった順は、映画>原作>漫画。漫画はアクションと泣かせの要素が強調されてストーリーテリングが薄い。ただし小畑健氏の能力だけがずば抜けている。絵中心の漫画的な演出はずば抜けてうまい。このパワードスーツ、どうやって描いているのかわからないぐらい、ずっと舐めるように見ている。僕が何回死んでリプレイしたら小畑健氏みたいに描くことができるようになるのだろうか。

【日記】2016年12月02日(金) 体重62.0kg

五時起床。

朝は脳内物質のバランスのためか圧倒的に鬱。
どんよりとした気持ちで
「起きたくないなあ」
と思いながら布団を出て二時間ぐらい朦朧としながら行動しているうち意識がはっきりしてくる。
爽快な目覚めは年に数回もない。

八時六分より公園を分ジョギング。
冷たい空、通勤途中のサラリーマンや学生とすれ違う。
晴れた空。
黄色赤色に染まった葉が朝日で輝いている。
Mike Oldfieldのアルバム『Islands』を聴きながら走る。
……普通。

朝からペン入れ
人物のペン入れが終わったので、夕方片付けをして気持ちを切り替え、背景のペン入れを始める。
二三時就寝。

【日記】2016年12月03日(土) 体重61.7kg

五時起床。
九時三〇分に外出、公園前図書館で本の返却貸出、散髪屋。
その後ずっと漫画の背景をペン入れ
一五時半に外出、新大塚の図書館に寄ってから四谷三丁目駅で下車、四谷デッサン会でクロッキー
二一時に会場を出て漫画家志望の青年Sさんと近所のバーガーショップで読書会をする……つもりが彼の漫画に関する相談に乗っているうちに閉店時刻。
……よくよく考えたら僕自身が人の相談を聞いてる場合でない。

二二時半に店を出て帰宅、一時半就寝。

【日記】2016年12月04日(日) 体重61.7kg

前日遅めに寝たので朝寝坊……布団から出たのは九時半頃。
風呂に入ってネット巡回して一息つくと一一時過ぎ。
冷蔵庫の中の残り物で鍋を作って食欲を満たすと一二時。
そこからようやく漫画のペン入れ作業を始める。
冷蔵庫の中が空っぽなので一三時半頃、市場で買い物。
帰宅してペン入れの続き。
二〇時にペン入れをやめてDVDで映画鑑賞のち読書……二三時就寝。

【日記】2016年12月05日(月) 体重62.0kg

五時に布団から出て仕事部屋へ移動、しかしそこで力尽き、机にうつ伏したまま意識を失ってしまう。
何度も断続的に目覚めながら眠気に勝てず、八時過ぎようやく机から離れて行動開始。
今日も九時間近く眠ってしまった……
朝から遅れがちの漫画ペン入れ

一五時一一分より公園を三九分ジョギング。
Mike Oldfieldのアルバム『Tubular Bells 2003』を聴きながら走る。
これは本当に、Mike Oldfield一枚目のアルバム『Tubular Bells』より音がクリアになったということ以外の違いがわからない。

放送大学を視聴しながらペン入れ、夕方まで。
DVDで映画鑑賞して読書してから二二時半就寝。

【日記】2016年12月06日(火) 体重62.4kg

洗面所で、髭剃りジェルを手に落とし「違う!」水で流して、保湿液を手に塗りたくり「違う!」水で流して、歯磨き粉を垂らし「違う!」水で流して、四度目でようやく石鹸で手を洗うことが出来た。
僕のことを痴呆じゃないのかと心配になった人もいるみたいだが、これはもう小さい頃からずっと繰り返された日常で、生まれつき短期記憶が極端に弱いから仕方がない。
立ち上がった瞬間何をしようか忘れて座り込む、それを授業中に何度も繰り返して「落ち着きがない!」と通信簿によく書かれた。
まったくもってポンコツ過ぎる。

五時起床。
一日家にこもって漫画の下描きのペン入れ

八時三分より公園を三九分ジョギング。
紅葉も終わりに近づき、葉が落ちずに残っており紅葉の樹の最後の赤い輝きが儚くも美しい。
Moon Safari:のアルバム『Blomljud』を聴きながら走る。
新しいのに懐かしい、不思議。
プログレ色んな要素のうちの大仰でない部分を受け継いでいる。
キーボードが素晴らしい。

一日部屋にこもっている。
一八時に作業をいったんやめて、DVDで映画鑑賞後に読書。
二三時就寝。

【夢】僕は地元に帰郷、実家に滞在している。

実家は建て替える前の二〇年前の古い家。
夜、母が買い物に出かける。
母は股関節を悪くしているのに、夜外出していいものなのだろうか……心配して様子を見に外へ出る。
(現実は、去年の手術で悪化した股関節は回復した)
母はピンクのナイトキャップを被り、さっそうとキックボードを蹴って出発する。
ボードの後ろにロープで結わえ付けたカートを引きずりながら、見る見る暗闇の彼方に小さくなっていく。
唖然として家に戻りテレビを観ていると、解説者が「年輩女性が夜間買い物出る五つのメリット」を述べている。

1:ナイトキャップを被る……ヘルメットの代わりになる
2:キックボードに乗る……弱った足腰に最高の効果
3:夜に買い物に行く……紫外線を浴びずに済む
4:暗い道を通る……夜は人が少なくかえってぶつかりにくい
5:カートをロープで引っ張る……手を使わずに済む

そういうものかと思い、でも心配になってこっそり母が買い物に行ったスーパーへ向かうと、途中で何か事故が起こったみたいで大騒ぎになっている。
ごった返す人混み、もしかして母が……と思い心配になるが、なかなか母は見つからない。
と、視界の端にピンクのナイトキャップ。
母とすれ違った。
母は青ざめた顔で実家に向かい「歩いて」帰っている。
母は僕に気付いていない。

【日記】2016年12月08日(木) 体重61.8kg

僕はメモ魔で映画でも本でも詳細にメモしながら観たり読んだりするのだが、「かお」「まゆ」など小学生レベルの漢字がとっさに出てこないことがひらがなで書くことがままある。
こんな漢字すら出てこない奴がメモして一体何を覚えることができるのだろう?

五時起床。

八時一七分より公園を三四分ジョギング。
Moon Safariのアルバム『Lover’s End』を聴きながら走る。

朝六時から漫画背景のペン入れ、二〇時まで。
寝室で読書した後、二二時就寝。

【日記】2016年12月09日(金) 体重61.8kg

五時起床。
妙に印象的な夢を見る。

毎朝ノートに夢日記をつけているが、あまりに脈絡がなくて文章に出来ないことが多い。文章になっても脈絡の変わらなさは同じなのだが、だが記録を続けているとここ一〜二週間の記憶と数十年スパンの記憶が並行して混じり合っていることがわかる。
その中間の数ヶ月数年が抜けている(密度が薄い)。

しかし、仕事部屋で力尽き、七時過ぎまで寝ている。
合計九時間睡眠。

朝から漫画背景のペン入れ
一三時一五分よりユナイテッド・シネマとしまえんIMAX3Dで映画鑑賞。
『ファンタスティック・ビースト』
僕はJ・K・ローリングと相性が悪い。
今日はじゅうぶん以上睡眠とったにもかかわらず観ている最中何度も寝てしまった。

映画館から出ると頭ガンガンガンダーラ、帰宅しても頭痛が続く。
ペン入れに集中できないので薬を飲む。
二一時に寝室へ移動して読書、二三時就寝。

【日記】2016年12月10日(土) 体重62.1kg

五時起床。

八時九分より公園を三六分ジョギング。
冷たくも澄んだ青空。
Moon Safariのアルバム『Himlabacken』を聴きながら走る。

一六時に外出、池袋の世界堂でクロッキー帳を購入、新大塚の図書館で本を貸し出し、四谷三丁目で下車、四谷デッサン会に参加してクロッキー。

二一時にクロッキーが終わった後、四谷三丁目のバーガーキングで夕食を食べながら漫画家志望の青年Sさんと定番の読書会
課題図書はロバート・ブロック☆『血は冷たく流れる』。
いつしか話は脱線、Sさんに時事問題を問いただし「お前はもっとニュースを読め!」と説教。
我ながらいやな大人になったものだ。
二二時半にバーガーキングを出るとあまりの寒さに震える。
使い捨てカイロをポッケに入れているがまさに焼け石に水……例え自体は熱いが、現実はその逆で寒い。効果がないということを強調する意味で。
二三時半帰宅。
一時半就寝。

【夢】偉大な音楽家バッハに三人の弟子がいたことを知る。

僕はテレビのドキュメンタリーを観ている。
番組に寄ると、一番若かった弟子は最近まで生きていたという。
彼は戦前日本に訪れてそのあと、戦争の激化で出国できなくなったとか。
クラブで毎晩、陸軍将校にピアノを教えて糊口を凌いでいたとか。
バッハ弟子にピアノレッスンを受けた将校もすでに死んでしまったが、その将校が使っていたクラブはまだ残っており、しかも当時のママが存命し経営していると知る。

ルポルタージュに書こうとして、僕と相方の中村好夫はクラブへ取材に向かう。
クラブは六本木の古びたビルの一番上の階、階段でしか登ることが出来ない。
通路には荷物が積まれており、人の出入りは少なそうだ。
クラブというが普通のマンションの住宅のようで、奥の部屋はママの寝室になっている。
ママは九〇歳を越え病気がち。
何かの病気の治療中なのだろうか頭蓋骨がない。
むき出しになった脳は半透明のプラスチックで覆われ、ママはその上からピンクのナイトキャップをかぶっている。
中村好夫は寝室にこっそり侵入、ナイトキャップの替えを発見しふざけて被り走り回る。
僕はゲラゲラ笑いながらそのさまを写真撮影している。
ママの前では真面目な振り。
僕たちは雑誌の取材であることを隠し、個人的に興味あるていでインタビューしている。

僕たちはママに気に入られる。
ママは入退院を繰り返し、なかなか次に会う約束を取り付けることが出来ない。
そんなある日、クラブに訪れたとき手に持っていた雑誌をママに読まれてしまう。
そこにはママの記事と、ナイトキャップの替えを被っておどけている中村好夫の写真。
しかしママは読んだことを隠し、怒りもしない。
僕はママの感情を推し測れず困惑している。

  *  *  *  *  *  *

脳むき出しの描写は三日前に読んだ『AKIRA』、
バッハのくだりは一週間ほど前に「タイムボム」のニックがバッハの子孫だとネットで知ったことからだと推測される。

【日記】2016年12月11日(日) 体重61.8kg

朝寝坊、九時起床。
朝から漫画背景のペン入れの続き。
一六時過ぎに自転車で外出、夕方の時点ですでに寒く背中に入れたカイロが心強い。
一七時半から三鷹のクロッキー会に参加。
クロッキーが終わったあと懇親会に参加、二二時半に会場を出て、Nさんと吉祥寺まで歩く。
吉祥寺から自宅までの自転車ルート、久しぶりなうえ夜で暗く、少し道に迷う。
午前〇時に帰宅、午前一時就寝。

【本】大友克洋『彼女の想いで』

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SF中心の短編集。SFという枠の中でもいろんなことをやろうとして途中で放り出したものがあったり、完結しているものですら終わっている感じがなく唐突にプツッと途切れたり、どれも読後に残便感が残る。これだけの完成度にも関わらず、すべてにおいて完結した印象がなく途上のまま先に進んでいるのだ。だから『AKIRA』のような明確に完成したものが出来てしまうとその先がなくなってしまったのかもしれない。『AKIRA』がなかったらもっと漫画を描き続けていた?

【本】大友克洋『SOS大東京探検隊』

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表題作が意外とストレートな少年漫画でよかった。それ以外は落ち穂拾い的な印象。色んな方向に枝を伸ばそうともがいているのかもしれないが、もがきながらもアクロバティックな曲芸を見せたり、もがきの中にも余裕を感じてしまうのはあまりに才能に溢れすぎているからか。まったくもって裏の山の椎茸だ。

【本】和田竜『村上海賊の娘』下巻

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エンタメとしてずば抜けているが、クリフハンガー的な面白さだけでなくその時代のリアリティがしっかりでている。単行本最後の参考文献の量の多さに圧倒。キャラクターは漫画的だが生き生きしている。ただ、みんながみんなキャラ立ちしすぎて後半、主人公がちょっと弱くなった印象。

【日記】2016年12月12日(月) 体重61.8kg

九時起床。
家の外に一歩も出ることなくひたすら漫画背景のペン入れ

作業中、テレビの放送大学をずっと流しっぱなし。
流しっぱなしにしていると感覚がゾーンに切り替わり、何でもツボに入ってしまう。
教授がギャグ言った後しばらくして「ここ笑うところですよ!」ってセルフツッコミするだけで爆笑。
スタッフが絶対笑わないからどんなギャグを言っても一〇〇パーセント滑るのに勇気あるな〜……中世の日本史。

二〇時に作業を終え、台所を片付け寝室で寝る用意。
二一時から読書、二三時就寝。

【本】大友克洋『ヘンゼルとグレーテル』

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『AKIRA』以前の短編集で一番統一感がある。この短編集は『AKIRA』とは逆に自然物の描き込みの執着のすごさ。こんな幅のある作品を描く人なんだ。ただし物語性は希薄、「視点」のようなものに強さを感じるが人間を深く描くことに興味はないようだ。それは他の作品とも通底している。大友氏の映画『スチームボーイ』を観ていて感じたのだが、ストレートに物語を描くことをあえて避けているのか。それとも照れて描けないのか。

【本】荻原浩『海の見える理髪店』

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『コンビニ人間』など、社会と人間の関係を撃つ!みたいな実験的な文学作品と違ってこちらは物語技巧者が、真摯に、感動的に、しかし感傷的になりすぎないよう描くストレートな文学作品。「空は今日もスカイ」「成人式」が泣けてたまらなかった。僕みたいな読み手(自分とは関係のない話)に向かってすら、心を打たせる物語をつくる手腕に感服。

【日記】2016年12月13日(火) 体重62.1kg

五時起床。

八時より公園を三六分ジョギング。
キンキンに凍りつき氷のように硬い空気、透明度が高くはるか上空まで見通せるようで、紺碧。
National Healthのアルバム『National Health』を聴きながら走る。
女性コーラスの入ったインスト。
その透明度が、冬の朝の冷たい木漏れ日と実に合う。

朝からイラストの下描きの続き、なかなか集中できない。
一八時に寝室に移動、DVDで映画鑑賞、読書、二三時就寝。

【日記】2016年12月14日(水) 体重62.0kg

五時に仕事場に移動するが動くことができず、机にうつ伏し無為に時間を過ごし、目覚めると八時。
図書館、帰宅時に業務スーパーで買い物。

最近、大友克洋氏の『AKIRA』より前の手に入れることのできる短編を一通り目を通した。
『AKIRA』以前は顔の描き方が「比較的」ノーマルでパーツがあまり真ん中に寄ってなかった。
しかし『AKIRA』五巻以降から顔が真ん中に寄っていく。
『AKIRA』最終巻では、大佐や鉄雄がコマによっては顔の四分の一ぐらいにパーツが集中している。
巻を追うごとに人体デッサンのスキルが卓越していき、立体として完璧に把握しているのに、なぜ顔だけは真ん中に寄ってしまう方向に進化したのだろうか?

朝からイラストの下描きの続き、ようやく目処が見えてくる。
夕方完成、確認してもらうためメールで編集者に送る。
二一時に寝室に移動して読書、二三時就寝。

【日記】2016年12月15日(木) 体重62.0kg

四時頃唐突に目が覚めそのあと眠ろうと必死に努力するがかえって目が冴えしかたなく布団から出る。

八時一九分より公園を三八分ジョギング。
見上げた空が限りなく透明に近いブルー。
Nektarのアルバム『Recycled』を聴きながら走る。
アルバムの表題曲、印象的、一九七六年ならめちゃくちゃ斬新でないか?
僕が高校ぐらいのときに流行ってそうな、ポップな曲調とアレンジ。

帰宅途中、隣家のベランダを見るといつもと同じく侵入したノラ猫がデッキチェアで寝ている。
雨風はしのげているとは言え、氷点下近い気温、服も着ないで風邪引かないのかな〜と心配になったが、「猫は人にとっての托卵」ということをかろうじて思い出し、自分を戒める。

午前中、クイズイラストのペン入れそして仕上げ、昼過ぎ脱稿
引き続き中断してた漫画背景のペン入れの続き。
一五時頃作業を中断、今夜知り合いが来るその用意のために買い物そして部屋片付け。
一八時漫画家志望のMさん、Sさんが来訪。
漫画のネームを見せてもらい、ごま豆乳鍋、食事。
二二時過ぎ二人とも帰宅、二三時半就寝。

【本】たかぎなおこ『ひとりぐらしも何年め?』

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たかぎなおこ氏と同じ年に上京してひとりぐらしを始め、(たかぎなおこ氏より)ちょっとだけ早くひとりぐらしを卒業したけれども、一五年近く一人暮らしをして僕はもうお腹いっぱい。夜中一人で目覚めたときの心細さが消えることはなかった。

【日記】2016年12月16日(金) 体重63.1kg

大人になると、学生の時と違って人と距離を取る間合いを作らなきゃならないのが面倒くさい。
でもそんな自分もいつしかカラみたいなのができている。
子供みたいな自分ですら子供のままで過ごすことはできなかったのか……でも戻りたい。

前日遅くまで起きていたので、定時に目覚めることができず二時間半遅れの七時半起床。
風呂に入り身の回りの用意をして慌てて九時前に練馬の耳鼻科へ向かう。
あまりの寒さに背中に使い捨てカイロを入れ待合室で震えている。
一一時半頃、診察が終わり病院から出て歩いて豊島園駅前へ。
一二時よりユナイテッド・シネマとしまえんでIMAX 3D映画鑑賞。
『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』
一五時半映画館を出て帰宅、漫画の背景ペン入れ
夕食をはさみ二二時までぶっ通し。
寝室で読書してから二三時半就寝。

深夜、姉からの「お腹が痛くて眠れない」という電話に泣きそうになる。

【日記】2016年12月17日(土) 体重62.4kg

友だちが多いやつはすぐに友達作るけどすぐに喧嘩して絶交する。友だちが多いから縁切りに躊躇がない。
かと言って友だちが少ないやつが友達を大事にするかというとそうでもない。友達が少ないのに絶交してますます友達が減っていく。
となると重要なのは友達を作る技術でなく絶交しない技術。

五時起床。

八時一六分より公園を三六分ジョギング。
朝日が冷たくも美しい連日の晴れ空、走りながら涙が溢れ出て止まらない。
(冷たい風が目に当たるから)
Neu! ノイ!のアルバム『Neu! 2』を聴きながら走る。
こういう実験的な試み自体が古く感じる。

漫画の背景ペン入れ。夕方ようやく完成。
一七時前外出、四谷三丁目のクロッキー会へ。
寒いので今年初コートで外を歩く。
エスキモーみたいな格好……車内や室内では暑すぎる。
二一時会場を出て二二時帰宅、二三時就寝。

【日記】2016年12月18日(日) 体重62.3kg

疲れがたまっているせいか、特に理由がないにも関わらず五時に起きることができなくて八時起床……一〇時間近く眠ってしまう。

朝から読書。
現在進行中の漫画の参考のため大友克洋☆☆『AKIRA』☆☆『童夢』をじっくり熟読。
☆大友克洋『AKIRA』1巻。連載が始まった一九八〇年代前半リアルタイムで物語が始まり、一気に二〇二〇年まで物語の時間軸が飛び……その物語の舞台となる四〇年後に我々の時間軸が追いつきつつある不思議。漫画というジャンルの表現はここからほとんど進化していない。デジタルがすすみネット中心になるとここから一気に飛躍するのだろうか。紙時代の漫画の金字塔的作品。
☆大友克洋『AKIRA』6巻。AKIRAが目覚める、鉄雄が暴走する……意味ありげなキーワードとクリフハンガー的な面白さで引っ張るけど、結局主人公たちが何が起こるのを防ぐために何をしたのかがはっきりとわからない漫画だった。エンタメっぽいけれどかんじんの作者が根本のところでそういう感覚を我々と共有していない感じ。それはAIが作った物語のように、人間がページをめくる欲求をつくり手が熟知しているから、僕らも引っ張られるし最後はそれなりの感動があるんだけど、なにか上滑りで、言語化しにくい本質的な部分で作者との距離を感じる。
午後から漫画作業の続き。
夕方外出、公園の屋台で狼煙焼きなるものを食べる。
のろしのろし。甲州名物なんですって。
駅前のショッピングモールで買い物、マクドで夕食を食べた後帰宅。
二二時まで漫画作業、読書してから二三時就寝。