いきなり二〇一三年初日から朝寝坊。
もう人生も折り返し、いい加減本気を出さないと……
なのに正月にて早速初うんこもらし、ついてない(ついてたけど)。
読んだ書籍。
☆『バベル17』サミュエル・R・ディレイニー
銀河系を股にかける美女詩人が「細工はりゅうりゅう。仕上げはごろうじろ」なんて言い回しをするのが納得いかない。
正月前後のプリンター買い替えに連動した部屋の模様替え計画、棚のパーツが届いたところで一応の完結。
以前と比べて部屋が二割ぐらい広くなったようで少し嬉しい。
ネームを軽やかに描いている。
夜、DVDで映画鑑賞『イリュージョニスト』
残り一〇分でフリーズしたまま画面が動かなくなり、茫然としている。TSUTAYA DISCASカスタマーサービスに怒りのメールを送る。
布団に潜るが、眠れない。
読んだ書籍
☆『愛はさだめ、さだめは死』ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア
いくらなんでも難しすぎるよ〜。エリスンもディレイニーも六〇年代以降アメリカで活躍した作家ってSF性そのものよりまず意味を読み取ること自体が困難。センス・オブ・ワンダーならまだしもそこに何が描かれているかで悩みたくないねんな〜。
昼過ぎに目覚める。
布団からなかなか出ることが出来ない。
その背で地球を支えるアトラスのごとく渾身の力を振り絞り、布団を持ち上げる。
僕が仕事部屋に入ると空気清浄機のニオイセンサーが黄色く点灯はじめ、自分の匂いを嗅ぎ「くさくないよな?」不安になる。
意識のレベルがずっと低い。
頑張って、何かをしようとするが何も出来ない。
就寝、布団に潜っても眠りが浅く眠れない。
ずっと寝返りを打ち続け、気がつくと朝。
読んだ書籍
☆『 堕落論』 坂口安吾
大学で安吾を研究していた僕の知り合いがご自宅を尋ねたところ「彼は執筆中、ずっと規則正しい生活でしたよ」と親族の方に聞かされ、堕落してない!とびっくりしたとのこと。僕自身は、坂口安吾 の主張をなんとも思わなかったけど(時代性? 僕の年齢?)、短編『桜の森の満開の下』は面白く興味深く読んだ。
もう二週間、人と対面で話していない。
一週間、自慰をしていないがさすがに頭おかしくなるな。
ボーっとして気がつくとジャージの上から股間をこすっていたり。
適度に発散しないと、大変なことになるな。
エロ漫画が性犯罪を減らすのにどれだけ役だっていたのか、ってことを実感。
夜、駅前のショッピングモールで買い物。
餃子を二〇個、ひとりで食べてから寝る。
読んだ漫画
☆『特選三丁目の夕日・12か月 普及版 1月の物語』西岸良平
ベタもここまで行くとSFやファンタジーの領域に入るねんな〜。あやかりたいあやかりたい。
読んだ書籍
☆『故郷から10000光年』ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア
この短編集に収録されているものの半分ぐらいしか意味がわからなかったが、意味がわかる短編の中には面白いものもあった。SF的な特殊状況を向こうの世界の価値観で描こうとするから、こちらの世界(現実世界)の住人たる僕は説明不足に思うんやろなー。もっとSFを読み慣れたらわかるようになるのかしら。しかし、SFを年間数百冊読んでる今
わからないってことは、もう一生無理かもしれないな。
また朝寝坊。
冬の朝の起きにくさは異常。
起き上がって本を読んでいるうちにまたうとうとしたり。
午後から外出、ユナイテッド豊島園にて映画『LOOPER/ルーパー』鑑賞。
オリジナリティのあるアイデアは好きなんやけど、どうも設定のアラが気になって集中できない。
話があっちこっちに進んで収拾つかないまま終わった。期待していただけに残念。
新宿世界堂に寄ってから、中野のクロッキー会。
会場に着いてから今日、急遽休みになったことを知る。
東中野の中華料理屋でつけ麺を食べてから帰宅。
イラストの仕事を仕上げて編集部に送り、就寝まで読書。
読んだ漫画
☆『特選三丁目の夕日・12か月 普及版 2月の物語』西岸良平
『三丁目の夕日』の強烈なまでのノスタルジック追求に既視感があると思ったらジャック・フィニイの小説か! この短編集の中で映画『未知空間の恐怖 光る眼』の言及があって、これはジョン・ウィンダム『呪われた村』の映画化されたもの。ジャック・フィニイ『ボディ・スナッチャー/恐怖の街』と共通項多し。
読んだ書籍
☆『ザビーナ・シュピールラインの悲劇 ユングとフロイト、スターリンとヒトラーのはざま』ザビーネ・リッヒェベッヒャー
本文が時系列順に淡々と構成されているため、解説を読んでようやく概要を理解することが出来た。医師と患者、教師と生徒、漫画家とアシスタント、越えてはならない一線を越えた禁断の愛……ユングは確かに卑怯だけど、こういうことって僕らも経験したことがあるんじゃないのか? いろいろな要素が絡みあって大きなトピックになってしまい過去の恥を暴かれた関係者に涙。歴史に翻弄されたザビーナの一族にも涙。
また朝寝坊。
外は冷蔵庫みたいな寒さ。
午前に行くつもりだった耳鼻科、一五時過ぎに向かう。
診察後、一七時に池袋へ。
一風堂で夕食。
図書館で本を一〇〇冊借りる。
リュックに六〇冊しか入らなくて両手に四〇冊持って帰途に付くが、次第に疲労で持てなくなり、最後は両手の本を頭の上に乗せて駅から歩く。
これだけで疲労困憊、またしても今日は何もできなかった。
読んだ書籍
☆『悪い娘の悪戯』マリオ・バルガス=リョサ
ノーベル文学賞作家が描く陰唇ペロペロシーンは圧巻! 主人公の見返りのない献身は、(常に自分を崇めることを望み、すぐ天罰を下す)旧約聖書の神よりよっぽど愛を体現している。
読んだ漫画
☆『特選三丁目の夕日・12か月 普及版 3月の物語』西岸良平
ジャック・フィニイにも似たような発想の短編がある『春の雪』。明確なオチはないが、ラスト、取り返しのつかない時間の流れに思いを馳せる余韻に心がじくじく痛む。こういう感受性は若さを犠牲にして得るものなのだろうか……
また朝寝坊。
寒さで起きることができなくて昼前に起床。
いい加減にしろよな、自分。
遅い朝食にトマトパスタ。
一五時頃、外出。
昼食にアボガドまぐろ丼。
夕食に山菜わかめきし麺。
夜眠れなくて朝まで寝返り打ち続けている。
読んだ漫画
☆『三国志 』横山光輝
(1~10まで)下克上すぎる戦乱の世の中を描いているらか、義理人情に厚い劉備玄徳に読者はすんなり感情移入できる。けれどいろんなしがらみにやや疲れた僕は、功利主義の曹操こそ魅力的に見えたりもするのだ。
DVDで鑑賞した映画
『パンドラム』
SF、ホラーのおさえるとこだけおさえました感、丸出し。観るたび即寝落ちしてしまうので、四日かけてようやく鑑賞。ラストのカタルシス以外観るとこなし!
締め切りがヤバイ旨の仕事が入ったので急いでラフを描いて送るが、先方も忙しいようで毎回返事が半日遅れ、やりとりがなかなか進まない。
とか言っていても仕方ない、年末年始に録画したビッグダディ特番を観ながら先行して仕事を進める。
読んだ漫画
☆『GIANT KILLING(1) 』ツジトモ
サッカーが好きでなく球技が好きでなくスポーツが好きでない僕、以外の人なら楽しめること必定! 絵も演出も抜群に達者、キャラクターもわかりやすい。僕以外のすべての人に薦めます!
☆『おやつ(5) 』おおひなたごう
誰かに貸したら返ってこずまた買ったよ。八年ぶりに再読して初めて自分がメチャクチャ影響受けていたことに気づく。
☆『HUNTER X HUNTER』31巻 冨樫義博
ルールを作ってそのルールの中でキャラクターがいかにぎりぎりの攻防をするか、というのが肝になるので、まずルール作るのが大変! キャラがどう動くかは科学実験のようなものだから作者が一番楽しんでいるかもしれない。
☆『暗殺教室(1)(2) 』松井優征
こんなしばりの強いルールを守
(10~20まで)劉備はあっちへ行ったりこっちへ行ったりフラフラ。それもそのはず二〇巻の時点で諸葛亮孔明がまだ出てこない。こんな頼りない人に何で家来(関羽と張飛)がついてくるのか、あまり説得力はない。
(21~30まで)孔明が出てきてからの安定感といったらない。関羽や張飛と違う意味で超人的すぎる。ところで諸葛亮あざなは孔明……あざなってなんやねんと思って調べたらあだ名のことやったんやな。「ど金玉」なんてあだ名付けられた日には死んでも死にきれない。
35巻にしてようやく蜀を手に入れた劉備玄徳。それまでの三国志は三国志であって三国志じゃなかった! 孔明以外の安定感のなさと言ったらない。孔明がちょっと離れたところへ行ったら、劉備は危機に陥り命からがら逃げ出す始末。
(41~50まで)劉備も関羽も張飛も次々と死んでいく。最後まで関羽と張飛のキャラの違いがよくわからなかった。逆に孔明は神がかりすぎている。お前はハリ・セルダンか!
(51~60)最後の巻は読むことが苦痛だった。それは孔明(など主要人物)が出てこないからで、つくづく三国志ってキャラものやったんやな〜と得心。応援できる相手がいなかったら、ひたすら戦争と謀略だけで何の感情移入もできないただの情報やもんな。
物語の中でストレスにならない程度のトラブルが起こり、乗り越えるたびに相応のカタルシスが与えられる。激しくドラマチックでないのはリアリティ? でもシビアさでいえば現実世界ってもっとそうじゃないの?
自分が何時まで経っても馬鹿で子供なのは通過儀礼を経てないからなのだろうか……通過儀礼を経てないせいにするところがまた、馬鹿で子供なところなのだろうな。
(11〜20)演出が全部盛っていく方向のベクトルなので読み続けると疲れる。三国志を描いているにも関わらずいかに史実から縛られずに描くかということを目指した実験漫画、だと思うことにする。
(21〜30)キャラクターも演出も過剰すぎて虚虚実実、何がなんだか、僕の器には入りきれない、圧倒的なパワーは伝わってくる。もはや漫画のどのジャンルにも入らない、蒼天航路ワールド。